霊界の存在を肯定する時代にこそ、慎重さを!

霊媒師の存在を知り、その体験談に触れたのは、高校生の頃。お寺のご住職をされながら、高校で古文を教えていた先生からでした。

先生は、プールで心臓麻痺で亡くなった生徒を、恐山のイタコさんを介して呼び出し、対話をされた様子を話されたのでした。

対話の内容は忘れてしまいましたが、そういうことって本当にあるんだ、と。当時、その先生の授業の中で、とりわけ印象に残ったものでした。

 

ここに紹介する動画は、朝日新聞がYoutubeにアップしたものです。同時に記事も掲載されていて、記事の中、『霊を呼ぶ「口寄せ」は、近親者が故人をしのぶ極めて私的な行為。それをあえて、歴代町長という公的な、誰でも知りうる島の歴史の中で捉え直そうとした。』と記されているように、霊を呼ぶのは本来極めてプライベートなものだと思います。

 

こういった試みは面白みがある反面、霊に利用されてしまう危険性を孕んでいるので慎重さが必要だと思います。なぜならば、現れる霊人が本物か偽りかの判断が極めて難しいからです。霊媒師を通して語られる内容が差し障りの無い内容ならばまだしも、深刻な内容や、霊人を特別扱いするようなものとなりますと、危険性はますます大きくなります。

 

死後の世界や霊界の存在を否定していた科学者が肯定する時代になるに連れ、こういったことには、より一層慎重さを求めるべきだと思います。

 

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